深夜、

ちょうど1時過ぎ。

以前勤めてた某居酒屋チェーン
田町のバイトから電話があった

雲欽。だった。


久しぶりやな、この着信。地震後あの焼酎が300種以上並ぶドリンカーを思い出しながら
安否確認のメールはしたけれど


ちらほらお客様もいたんだけれど、咄嗟にでた。




「テンチョウ〜こわいよぉ」




田町も結構ゆれたやろうな…怪我とかはしてないと思うけど
「うん、怖いね、お店みんな大丈夫?」
1時過ぎ・・・そうか田町店は1時まで。ちょうど閉め作業が終わったあたりか




「うん。大丈夫デス。でも中国に帰るかもしれない」



雲欽は店舗のバイトリーダで、愛想よく
中国人のみのあの店舗の中では一番日本語も達者。
頭がいいので、この時間にワタシ電話してくるなんて・・・




「ごめんなさい、オミセだよね?すいません」



やっぱりよっぽど怖かったんやな・・
「大丈夫だよ、中国にかえるの?」

都内で勉強する彼女らには大阪弁は通じない




「ハイ。帰りたいけど、帰れないかもしれません」


そりゃぁそうやんね。今、この状況ではスムーズな帰省は難しそう。



「テンチョウ、は大丈夫ですか?」


ありがとう「こちらは大丈夫ですよ」


「もしぃ。あれだったら、…大阪に逃げてもイイですか?」



「勿論だよ」



今あの店舗の店長さんがどなた様かは知らなくて
彼女の名前の抜けたシフト表を想像してしまいましたが
今はそんな事も言ってられない。



大阪という土地に居るからかもしれないけれど
あの店を去って2年。こんな状況で不謹慎かもしれないけれど
いまだ頼りにされるって、嬉しかった。


でも日本へ留学させている学生の親御さんはさぞかし心配されてるだろうな…

連絡はとれてるのかな。

思うと胸が痛む。




今日もメールのやりとりしたけれど、かなり不安みたい。
仕事がいくら出来ても、やっぱり留学中の女の子。



“仕事も寝床もあるから、いつでもおいで”



田町現店長さんごめんなさい。

そんな状況にならなければ一番いいのだけれど。




他の留学生バイトは大丈夫だろうか…。
数か月前に帰省した李想も心配してるだろうな。

一度連絡してみよう…中国にあのメアドは届かないかな。




テレビからは様々なモノが品切れニュース


昨夜まみが
「ドンキにカップラーメンがなかった…気のせいかもしやんけど」


本日
天候はまたまた真冬へ逆戻り…









今夜もレイズに居ます
今日は定時20時オープンしてます。宜しくです
のちほどです。